血液検査にてフィラリアの有無を確認します。
多くの子にとってはフィラリア症の予防を安全にスタートするための検査です。
万が一フィラリア症検査で陽性と出た場合、予防薬を与えると大変危険です。
昨年の薬が残っているからと検査をせずに投薬するのも危険な場合があります。
当院で行っているフィラリア症検査は2種類です。
【1】ミクロフィラリア検査(簡易チェック):採取した血液中のミクロフィラリア(フィラリア幼虫)
の有無を調べます。顕微鏡を使い目視で判断します。
【2】抗原検査(精密検査):採取した血液中の抗原(体内に入って成長したフィラリア成虫が出して
いる成分)を検出します。検査キットを使います。
蚊の出る地域にお住まい、お出掛けで、1年以上フィラリア症予防をしていない場合は感染が疑われるので抗原検査が必要です。
また、これまでの予防が不安、投薬を忘れた月がある、ペットの体調不良(下痢・嘔吐・予防薬の
吐き出しなど)で薬が吸収できていない、など、ご心配な方は獣医師にご相談下さい。